
ミツバチ教室をご存じですか?
近年、世界各地・日本でも都心のビルの屋上でミツバチを飼うプロジェクトが注目を集めています
ミツバチ講習会が全国各地で開かれワークショップや観察会・ミツバチサミットも開催されています
なぜ たくさんの昆虫の中で〝ミツバチ ″が注目されているのでしょうか?
今回は地元神宮主催の養蜂園が講師をつとめる「ミツバチ教室」体験をレポートします
この記事では
- ミツバチ教室って何?
- ハチに刺されないのかな?
- ハチの役割ってなんだろう
- ミツバチ教室はどこでやってるの?
- (ハチが先生? ('ω')ノ)
といった疑問をお持ちの方へ向けて
- ミツバチ教室の概要
- 自然界におけるミツバチの役割
- ミツバチ教室体験のようす
- ミツバチ教室体験のメリット・感想
をお伝えします
今回はハチが苦手な息子と息子のお友達と参加しました
自然界における 小さなミツバチの驚きの役割をご覧ください ♪
目次(タップでジャンプ)
ミツバチ教室とは
ハチの働きと自然の大切さを伝えることを目的とし全国各地で開催されている参加型の講習会です
【主 催】 主に養蜂園・環境保護団体・養蜂協会・農園・神社・お寺
【開催場所】 全国各地 主に養蜂園
今回の教室では老舗養蜂園の三代目の方が講師をつとめられていました
ミツバチ教室 概要
【料 金】 大人 1人 1,500円 中学生以下 無料
※ 要予約
参加される教室の詳細をご確認ください
こちらの教室ではホームページで希望日を選択し予約します
2名で予約していましたが 当日、うちに遊びにきたお友達も誘い3人で参加することになりました
用意するもの・服装について
用意するものはありません 手ぶらでOKです
服装について指示はなかったですが 念のため長袖・長ズボンで参加しました
ハチは黒に敵意を感じることは知っていたので上着は明るい色のパーカーを選びました
遊びにきた息子のお友達は 上下黒のスウエット姿 ( ̄□ ̄|||)!!
連れていくのをやめようかと思いましたが、ホームページで指定がなかったこともあり 長袖・長ズボンだったので(きっと大丈夫な環境が用意されているのだろう)と考えて 安全性次第で相談することにしました
※ 黒い服、香水は避けていただくようお願いします
今回の教室に参加していたのは親子連れ 女性グループなど合計30名ほど
< 室内は消毒液・換気・パーテーション等 感染対策施行 >
設置された電子パネルで講習が始まりました
― ここからは「ミツバチの役割」と「教室のようす」をお伝えします ―
「人間はミツバチに守られている」

ミツバチが人間を守っている?
どういうことなのでしょうか?
それは ミツバチの働きを知るとみえてきます
ミツバチの働き
1つのミツバチの巣に暮らす数千~数万匹のミツバチは1つの家族です
巣には女王蜂・雄蜂・働き蜂(メスバチ)がいて それぞれ役割を担っています
- 女王蜂 = 産卵
- 雄蜂 = 精子提供
- 雌蜂(働きバチ)= 巣作り、蜜集め、育児
働きバチは植物から採れる蜜を集めて巣に持ち帰ります
巣の中に蜜を蓄えて巣作りの材料や家族の栄養源にしながら子育てをしています
植物・農作物を守っている

ミツバチが蜜を集めるときに植物の花粉がミツバチの体に付着します
花粉はミツバチが次の植物へと移動するときにミツバチの体に付いて運ばれます
ミツバチが次の植物に着地すると植物はミツバチによって届けられた花粉を受けて受粉します
この ミツバチの媒介行為 により植物は生きることができ農作物は実をならせます

【 ミツバチの媒介による受粉で生育している農作物 】
リンゴ・かぼちゃ・人参・たまねぎ・ブロッコリー・カリフラワー・キャベツ・芽キャベツ・ナス・トマト・アスパラガス・セロリ・アボカド・オクラ・にんにく・ゴーヤ・へちま・サクランボ・ブラックベリー ・アーモンド・マカダミア・マンゴー・イチゴ・ライチ・パッションフルーツ・桃・梨・梅・ブルーベリー・ラズベリー・ポンカン・スイカ・カカオ・ナツメグ・その他 地域の特農産物
世界中の食糧の90%を占める100種類以上の農作物の70%以上はミツバチの受粉に依存しているといわれています
森を造っている
ミツバチの働きで受粉が盛んにおこなわれると草木に実が成ります
鳥や動物が集まり木の実を食べる → 鳥や動物のフンが地上に落とされる → フンの中に混じった種が発芽 → 木が育つ → 動物たちが木の実を食べる → 鳥や動物のフンが地上に落とされる → フンの中に混じった種が発芽 → 木が育つ ⇢⇢⇢ やがて豊かな森ができる
もし蜂がいなくなったら?
もし、ハチがいなくなったら 人間が食べている ほとんどの農作物がなくなるか激減して非常に高価になり入手しづらくなります
例えば ゴーヤ1本 20.000円 など
また受粉で育つ食物を食べる乳牛にも影響が及ぶため肉類や乳製品の入手も困難になります
「もしこの地球上からハチが消えたなら、人類は4年以上生きられない」
というアインシュタインの言葉があります
ハチがいなくなると森林植物が減少し酸素量も減少します
温室効果ガスも増加し気候変動による様々な被害が起こります
農作物は育たず人は栄養のある食物を食べることができなくなり健康が維持できません
その結果「人類は4年以上生きられない」ということです
アインシュタインの説通りになってしまうのでしょうか?
近年、ダニや農薬・資本主義経済などの影響によりハチの数が減少し続けています
ハチの代わりに花粉媒介を行うさまざまな媒介策の検証がおこなわれていますが、何千年にも渡っておこなわれてきたハチの莫大な仕事を人間やドローンが担うことは難しいことがわかっています
(ハチが生きていられる環境を守ることは人間が健康に生きられることにも繋がっているようですね)
SDGsにおけるミツバチの役割

ミツバチの働きは SDGs 17の目標のうち
項目 2 飢餓をゼロに
項目 15 陸の豊かさも守ろう
に貢献しています
ここまでの学習で自然界においてミツバチはとても重要な役割を担っていることがわかりました

では
ハチの毒はどのくらい危険なのでしょうか?
ミツバチの毒は危険なのか?

ミツバチの毒の主成分は
ドーパミン
ノルアドレナリン
ヒスタミン
セロトニン
です
刺されたら痛みやかゆみがありますが命にかかわることは少なく3日ほどで体内から消滅します
(アレルギーがある場合は注意が必要です)
ミツバチは基本的におとなしく自ら攻撃してくることはありませんが 巣に危険が及ぶと刺すこともあります
スズメバチは音をだして威嚇する
アシナガバチやスズメバチの毒は強力で 刺された体の部位が壊死したりアナフィラキシーショックによって命を落とす危険性があります
スズメバチは敵意を感じると アゴで「カチカチカチ」という音をたてて威嚇します
もし この警告音を聴いたら即座にその場を立ち去りましょう
日頃からハチの巣をみつけたら近寄ったり刺激したりしないことが大切です
☝ ちなみに.スズメバチの威嚇に出会ったら「立ち止まり動かず静かにする」よりも「全速力で100m走る」方が良いそうです
一度刺すと死んでしまうミツバチ

ミツバチは敵に針を差し込み毒を注入することができますが 一度刺すと針が折れミツバチは死んでしまいます
おうちに帰って子どもを育てているので 蜜を集めているハチは無駄に命を捨てることはありません
よっぽどのことがない限りミツバチが人を刺すことはないのです
ビビり息子 ハチに触る

息子はハチを異常に怖がります
体を動かすことは好きですが.外で遊んでいるときハチを見かけると遠くまで逃げてしまいます
最近ではハチが怖いあまり公園に行くのを嫌がるほどでした
採蜜体験
ハチがブンブン飛び回る中 採蜜するの?!など想像をしていましたが ミツバチは飛び交うことなく おとなしく巣の中をひしめき合って移動していていました

講習会から屋外へでて 講師の方が持つ巣板をみんなで囲みます
(感染予防対策中のため交代制)
↑ ↗
( ゲーム好き )
お友達が一緒だったことが背中を押したのでしょうか 巣に群がるハチの姿を目の前にして
講師の 「触ってみる?」 の声かけに 息子はためらうことなく触りました
「やわらかかった.毛があった」そうです
ミツバチには攻撃性がまったくみられず 上下黒スウェット姿のお友達も無事でした
試食・とれたてのハチミツの味は⁈
全員にスプーンが配布されました

巣にたまった蜜をスプーンで押しだして採蜜します

ジュワ~っと蜜があふれでて
黄金色の蜜がスプーンにのりました
キラキラして とても綺麗です
その味は…
わたし:「おいしい!!」
息子:「あまい!」
お友達:「酸っぱ苦い」 (?)
採取したばかりのハチミツは.花の味がして驚くほど おいしい!
新鮮な甘さといいますか
息子はハチミツが得意な方ではないですが.とれたてのハチミツの味を気に入ったようでした
なんと、お友達は「ハチミツ初めて食べた!」とのことでした
二度、驚きました
* ハチミツは採った花(レンゲ・アカシアなど)や季節によっても味が異なります
* ハチミツはハチが花から集めた時点では花蜜と呼ばれ主成分は水分とショ糖です 花蜜をハチが巣に持ち帰って水分を飛ばす等の工程を経てビタミン・ミネラルを豊富に含むハチミツになります
一匹のミツバチが一生で集めるハチミツの量はティースプーン一杯分

おいしいハチミツを味わって ホッコリとしているところへ講師の方からショッキングなお話が伝えられました
「一匹のミツバチが一生で集めるハチミツの量はスプーン一杯分」というのです
たった今 わたしたちが舐めたスプーン一杯のハチミツ
一匹のミツバチが一生かけて集めた量…
子どもたちが複雑な気持ちになっていると
「大事にいただいてくださいね
今回はこの辺で終了します ありがとうございました」
と講習会が終了しました
解散したと同時に ふと疑問が湧きました
ー 人間はハチミツを採るべきではないんじゃないか…? ー
モヤモヤ~…としつつ 感染予防対策のため全員 早々と退室しました
疑問をそのままに お友達を送り届けて帰宅しました
<この疑問の解消はこちら>採蜜の是非を問う!ハチミツを採るとミツバチがかわいそうと感じるあなたへ
ミツバチ教室に参加するメリット4つ

ミツバチの生態や役割について知ることができましたが.それ以外に見えた「ミツバチ教室に参加するメリット」を4つお伝えします
1.出会い 友達づくり
同じ価値観・共通の興味関心をもつ人たちの集まりは打ち解けやすく友達づくりの場としても適しています
2.学び・世界が広がる
大人になると身近の大抵のことは知り尽くしてしまった気でいることがあります。新しい事を学ぶと知識欲が生まれ 自然について学ぶと いつもの散歩道に新しい世界が広がります
3.価値観の塗り替え
これまでの価値観が塗り替えられる体験は快感です
4.子供の心の成長
・興味の世界が広がる
・学校でもSDGsや環境問題について学ぶ機会が増えています
講習会で教わったことを授業で活かすことで自信に繋がり他のことへも意欲的になります
~ おまけ ~
ミツバチ教室に参加した夜.いつものようにゲームをしたあと翌日の準備をして寝床についた息子から
「ミツバチは森を守っているんだね… 〇〇公園もね」
(いつも遊んでいる公園)
と 話してきました
なにか考えているような口調だったので 今回は 「そうだね」とだけ応えることにして おやすみをいいました
ミツバチ教室に参加して想うこと
子供が自然界の話に興味津々な姿を見ることができたのは嬉しいことでした
講習会の中で講師の方が「子どもたちがなにかを感じてくれたらいいです」と話していました
一度の体験で何かが急に変化するわけではないですが
まさに あの夜、息子は何かを感じていたようにおもいます
なにか大きなことを感覚的に知ったような
「わたしたち人間を含む地球上の生き物はすべて「共生」によって生きている 」ことを知ったのかもしれません
「所有しようとしたら狂いだすバランス」のイメージだったかもしれません
自分の考え方からみていた物事に対して「知ること」で なにか変化が生じたようでした
この小さな種のような「なにか」が心の中で育ち
将来.壁とぶつかったり何かと争わなければならなくなったとき
独裁(孤立)・争いではなく共生の道を探すかもしれない
もし.すべての人の中にこの種が育てば戦争のない世界は実現するのでは… 。◌。゜
小さなミツバチの働きから大きな妄想が膨らみました
おつかれさまでした
日時・料金など 参加する教室の詳細をチェックされてください
ミツバチ教室についてお伝えしましたが 実際に体験してみると いろんな側面に気付き新しい発見があります
お近くの教室をみつけたら ぜひ 参加されてみてください

【寄付先が選べる】社会貢献型ショッピングサイト「junijuni」





